相続・成年後見について(司法書士法人貝原事務所)

沼津市の司法書士・貝原事務所の相続・成年後見に関するブログです。

戸籍をあつめるのって大変?その3(相続のいろは)

実際にあった事例を参考にしつつ、

「戸籍収集が大変になる」モデルケースを考えてみました。

 

あくまでモデルケースであり、

当時の人の往来のあり方や年代ごとの旧町名など、

実際にはありえないところもありますが、

なんとなく厄介だなという点を感じていただければ

ありがたいです。

 

1.

被相続人(手続き対象となった方)は、大正初期のお生まれ。女性。

亡くなった時は沼津市にお住まいでした。

相続人の方によると、生まれは満州

 

2.

住民票を取得して、本籍を確認したところ

本籍は富士市にありました。

 

3.

富士市に郵送で戸籍請求。

結果、昭和40年ごろに転籍されており、

転籍前の本籍は駿東郡小山町であることが判明。

(なお、これくらいまでであれば比較的、

手書きの戸籍でも読みやすい。ただし、戸籍を書いた人の達筆度合いによる。)

 

4.

小山町に郵送で戸籍請求。

婚姻によって、ご実家から夫実家へ戸籍が移っていた。

ご実家の戸籍は、南都留郡瑞穂村(現在の富士吉田市)。

このあたりから、手書き戸籍の達筆度合いが増し、

記載内容の判別が困難になる。

 

5.

富士吉田市に郵送で戸籍請求。

同封されていた書類には「分家して本籍がかわっている」と記載され、

その前の本籍は、駿東郡御厨町(現在の御殿場市)とのこと。

分家ってなんだろう。。。


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司法書士法人 貝原事務所
(しほうしょしほうじん かいばらじむしょ)

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