成年後見制度の利用を考えるキッカケ
成年後見制度の利用を考えるキッカケとして、つぎのようなケースがあります。
(1)銀行で定期預金を解約しようとしたら
Aさんが、高齢の親Bさんの施設入所のために、Bさんの定期預金を解約しようとしたところ、銀行からはBさん本人に手続をしてもらう必要があるとの説明を受けました。
仕方なしに、Bさんと一緒に銀行に行ったところ、認知症にかかっていたBさんは銀行解約について手続をすることはできず、銀行員からは「成年後見手続を利用して下さい。」と言われてしまいました。
(2)施設入所のときに
Aさんが、高齢の親Bさんの施設入所のために、施設と契約を締結しようとしたところ、施設からはBさん本人に手続をしてもらう必要があるとの説明を受けました。
認知症にかかっていたBさんは施設入所について手続をすることはできず、施設の担当者からは「成年後見手続を利用して下さい。」と言われてしまいました。
いずれも「施設入所」にからんだ話となります。
これまでは、金融機関においても、施設運営者においても、親族の同意も含めた柔軟な意思確認によって対応するケースもあったと聞きますが、
最近では、厳密に「成年後見制度の利用」を求めるところが多くなってきたように思います(とくに金融機関)。
突然、「成年後見制度」という言葉を聞いて驚かれる方も多いかと思います。
まずは、制度の内容を知り、そのうえで
(1)制度利用の必要性
(2)制度利用した場合の動き方
(3)制度利用の準備、という順番で進めて行けば良いかと思います。
その際には、インターネット上の情報だけでなく、
是非、司法書士等の専門家にご相談下さい。
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司法書士法人 貝原事務所
(しほうしょしほうじん かいばらじむしょ)
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