相続・成年後見について(司法書士法人貝原事務所)

沼津市の司法書士・貝原事務所の相続・成年後見に関するブログです。

相続登記との関係

(1)相続人の中に「法的判断応力が十分でない」人がいる場合 このような場合、相続財産を誰が引き継ぐかを決める「遺産分割協議」ができないこととなります。 亡くなったお父さん名義の不動産を、息子さんの名義にしたいと思っていても、仮にお母さんが認…

なぜ司法書士が成年後見?

(1)裁判所の公表する統計から 平成27年の裁判所の統計では、母数34,920件に対して、司法書士は9,442件が選任されています。 職種・分類としては最も多く、次いで弁護士(8,000件)と子(5,515件)が続きます。 (2)専門家後見人…

見守り契約

(1)任意後見契約の前段階として 任意後見契約は、本人の判断能力が不足する状況で発動します。逆に言えば、その間は、サポーターにはなんの権限もないことになります。 そのため、見守り契約を締結し本人の様子(発動の要否)を定期的に確認することがあ…

財産管理契約

(1)任意後見契約の前段階として 任意後見契約は、本人の判断能力が不足する状況で発動します。逆に言えば、その間は、サポーターにはなんの権限もないことになります。 そのため、発動までのつなぎとして、財産管理契約を締結しサポーターに権限をあたえ…

任意後見契約

(1)公正証書 任意後見契約は、非常に重要な契約です。 とくに本人の判断能力が不足する状況で発動することを考えると、しっかりと契約内容を残しておく必要があります。 そのため、任意後見契約の締結は、公正証書によることとなっています。 (2)誰を…

任意後見制度

(1)契約 成年後見等と異なり、将来、自身の判断能力が不足する場合に備えて、あらかじめサポーターとなる人とサポーターの権限を契約によって定めておく制度です。 (2)将来への備え 本人とサポーターとの契約になるため、本人が元気なうちに締結してお…

補助

(1)成年後見制度のうちの1つ 「補助」とは、、家庭裁判所が「判断能力が不十分」とした人を対象とします。 (2)補助人(サポーターの権限) 家庭裁判所が定める、特定の行為について「同意権」をもつこととなります。 代理権についても、限定的ですが…

保佐

(1)成年後見制度のうちの1つ 「保佐」とは、家庭裁判所が「判断能力が著しく不十分」とした人を対象とします。 (2)保佐人(サポーター)の権限 家庭裁判所が定める、特定の行為について代理権をもつこととなります。 また、法律で定められた重要な行…

後見類型

(1)「後見類型」とは成年後見制度のうちの1つ 一般に「成年後見」というと、この「後見」を指すことが多いです。 成年後見制度は、サポートの対象となる方を「判断能力の程度」によって、区別します。 このうち、後見は、家庭裁判所が「判断能力が欠ける…

成年後見制度

(1)成年後見制度とは 認知症、知的障害、精神障害などによって法律的な判断する能力が十分でない方について、権利を守るサポーター(「成年後見人」等)を選任し、法律的に支援する制度をいいます。 (2)法定後見・任意後見 後見制度には、裁判所がサポ…

弊所のご紹介

沼津市に2つの事務所を置く司法書士事務所です。 司法書士2名で構成される「法人」の事務所であり、不動産登記・商業登記業務のみならず成年後見・裁判所類作成等にも積極的に取り組んでおります。 詳細は弊所HPをごらんください。 http://www.office-ka…

専門家への相談のすすめ

具体的な案件への対応に先だっては、インターネット上あるいは各種書籍だけではなく、専門家の意見を参考にしてみることをおすすめいたします。 インターネット上あるいは各種書籍で、一つ一つの情報は確認することができても、つぎのような落とし穴にひっか…

このブログの紹介

このブログは、沼津市の司法書士事務所「貝原事務所」が運営しております。 このブログでは、わかりやすい説明を最優先としています。 そのため、法律的に正確な(厳密な)表現と異なる点があることにご留意ください。 詳細な話を聞きたいという方は、是非、…