相続・成年後見について(司法書士法人貝原事務所)

沼津市の司法書士・貝原事務所の相続・成年後見に関するブログです。

2017-01-02から1日間の記事一覧

高齢の親に親族の一人が頻繁にお金をかりる

(サンプルケース。実際に弊所で取り扱った事案とは異なります。) (1) 伊豆の国市に在住のAさん(85歳)には、子ども3人いました。長男Bさんは、Aさんと同居していました。他の兄弟Cさん、Dさんは、二人とも東京に住んでいました。 (2) Aさんは、…

成年後見制度の利用を考えるキッカケ

成年後見制度の利用を考えるキッカケとして、つぎのようなケースがあります。 (1)銀行で定期預金を解約しようとしたら Aさんが、高齢の親Bさんの施設入所のために、Bさんの定期預金を解約しようとしたところ、銀行からはBさん本人に手続をしてもらう必要…

高齢の親の財産管理に不安(高額の贈与や訪問販売)

(1)こういった場合に Aさん(広島在住)には、高齢の母Bさん(沼津在住)がいます。 Bさんは一人暮らしをしていますが、最近になって、Bさんの判断能力が低下していることを心配しています。 時々、BさんからAさんにあてて「推し掛けのセールスがきて怖い…

老人ホーム等を運営している方

(1)こういった場合に 身寄りのないAさんは、長年にわたって施設入所していました。 この施設の管理者Bさんが気になっているのは、最近になってAさんの判断能力が低下していることです。 施設利用料の支払いや、病気などにより入院するケースなど、施設だ…

身寄りのない方のお世話をする介護職・施設の方

(1)こういった場合に 身寄りのないAさんは、長年にわたって施設入所していました。 この施設の入所相談員Bさんが気になっているのは、最近になってAさんの判断能力が低下していることです。 施設利用料の支払いや、お小遣いの管理など、今後どのように対…

死後の遺産整理をまかせたい方

(1)こういった場合に 身寄りがなく、自分の死後に、葬儀や財産管理をまかせる人間がいない。 (2)死後事務委任契約について 死後事務委任契約は、亡くなった後の葬儀や財産管理の承継手続きなどを委任契約により行うものです。 (2)判例(最高裁判所…

身寄りのない方

(1)こういった場合に 最近、体の自由がきかなくなってきて、年金を口座からおろしたり、家賃を納めたりということが億劫になってきました。 先日も、うっかり家賃の支払いを忘れてしまいました。 (2)財産管理契約と任意後見契約のすすめ 銀行口座の管…

財産の管理を誰かにまかせたい方

(1)こういった場合に 最近、体の自由がきかなくなってきて、年金を口座からおろしたり、家賃を納めたりということが億劫になってきました。 先日も、うっかり家賃の支払いを忘れてしまいました。 医療保険の高額控除などの手続も上手くできているか心配で…

財産の管理をサポートして欲しい方

(1)こういった場合に 最近、体の自由がきかなくなってきて、年金を口座からおろしたり、家賃を納めたりということが億劫になってきました。 先日も、うっかり家賃の支払いを忘れてしまいました。 医療保険の高額控除などの手続も上手くできているか心配で…

判断能力の低下とは

(1) 「法的判断能力」というのは、具体的に鑑定できる者ではないため、医療的な診断をもって判断することとなります。 (2)申立の際に添付する診断書による判断 申立に際しては、医師による診断書の添付が必要となります。 本人のかかっている病気(た…